今日のみことば
今日のみことば
「御子を信じる者は、永遠のいのちを持つが、御子に聞き従わない者は、いのちを見ることがなく、神の怒りがその上にとどまる。」
ヨハネ3:36
最近、私は、とても残念な、悲しいお話を聞きました。それは、「信じるだけで救われます。」という言葉は、確かに聖書が教えてくれていることです。しかし、信じるということがどういう意味なのかを考えずに「信じます。」と応答し、その後の生涯の変化に対して全く無関心、むしろ変わらなくてもいい。という考えを持つ方、またそれを教える人がいるということを聞きました。
これは、絶対に聖書が教える真理ではありません。
「イエス様を信じますが、これまでの生活スタイルを変えようとは思いません。これまでの生き方は変えません。」というのは、「救いをもたらさない信仰」です。
信じるとは、心の変化が伴うものです。これまで主に逆らう生き方を悔い改めて、主に従って生きて行こうとする変化が起こるのです。
ですから、ヨハネは、「信じる者」と「聞き従わない者」とを対にして「信じる」と「従う」が切っても切れないほど、密接なものであることを教えてくれるのです。
これは、決して行ないによる救いではありません。信じる者は、心に変化が起こるので、これまでの罪の生活、神に逆らう生き方から離れようとするのです。そして、主に喜ばれる生き方をしたいという強い願いがあるゆえに主のことばに従おうとするのです。
また、「従う」という言葉を聞くとある人は、「罪を犯さないということ?」と質問してきますが、それも誤解です。
私たちクリスチャンは、信じた後も悲しいことに罪を犯してしまいます。罪を犯したことに気づいた時、悲しみます。そして、すぐに悔改めようとします。なぜなら、真の信仰者は、神様を愛し、神様を喜ばせたいという強い願いがあるからこそ、罪に気づいた時に悲しみを覚え、神様が喜んでくださる悔い改めをすぐにしようとするのです。もちろん、その心には時に戦いもあるでしょう。
この心の変化こそが、本当の「信じる」ということであり、「救いをもたらす信仰」なのです。
今日も素晴らしい主の救いを感謝しつつ、主のみことばに従っていきましょう。